オフィスチェアとゲーミングチェアの違いとは?長時間使用で差が出るポイント
オフィスチェアとゲーミングチェアのどちらを選ぶべきか、迷っていませんか。ゲームと仕事で同じ椅子を使うなら、見た目や名前だけでは判断しにくいものです。
結論から言うと、差が出やすいのは「ゲーミングか、オフィスか」ではありません。座面が体格に合い、腰・腕・頭を支え、姿勢を変えやすいかどうかです。
この記事では、オフィスチェアとゲーミングチェアの違い、長時間作業で確認したいポイント、動的なサポートの考え方を紹介します。
オフィスチェアとゲーミングチェアは何が違う?
ゲーミングチェアは、ゲーム環境で長く座ることを想定した市場カテゴリーです。高い背もたれ、ヘッドレスト、深いリクライニングなどを備える製品が多く、プレイ中に後傾姿勢を取りやすい傾向があります。ただし、座面の形や素材、調整機能は製品ごとに異なります。
オフィスチェアは、身体寸法や作業姿勢を考慮し、座面・背もたれ・アームレストなどを調整できるように設計された椅子の総称です。なかでも人間工学(エルゴノミクス)の考え方を取り入れたものは人間工学チェアと呼ばれることもありますが、これも一律の規格名ではないため、調整項目や構造は製品ごとに個別に確認する必要があります。
この2つは完全に別の分類ではありません。人間工学的な調整機構を持つゲーミングチェアもあれば、深いリクライニングを備えたオフィスチェアもあります。「ゲーミングチェアは人間工学的ではない」「オフィスチェアなら必ず疲れにくい」と決めつけないことが大切です。
両チェアの構造の傾向比較
|
ゲーミングチェアに多い傾向 |
オフィスチェアに多い傾向 |
|
|---|---|---|
|
設計の方向性 |
ゲーム中の後傾、ホールド感、休息との切り替え |
作業中の調整、姿勢の変化、体格への適合 |
|
背もたれ・座面 |
ハイバック、厚いクッション、張り出しがある製品もある |
背中のカーブや体格に合わせる形状、座面調整がある製品もある |
|
ランバー・リクライニング |
クッション式や深い後傾など方式が幅広い |
ランバーの高さ・硬さや作業用ロッキングを調整できる製品もある |
|
素材 |
レザー調、ファブリック、メッシュなど多様 |
メッシュ、ファブリック、クッションなど多様 |
比較は機構と寸法で行いましょう。

長時間使用で確認したい5つのポイント
座面の高さと奥行きが体格に合うか
座面が高すぎると足裏が浮き、奥行きが深すぎると膝裏を圧迫しやすくなります。米国OSHAも、足を床またはフットレストで支え、身長に応じて座面の前後調整を検討するよう案内しています。OSHAのチェアガイドを参考に、脚の長さや机の高さも照合しましょう。
腰と背中を支える位置を変えられるか
ランバーサポートは腰のカーブを支える機構です。位置が合わないと違和感につながるため、高さ、硬さ、前後の張り出しを確認します。背もたれが作業姿勢と後傾姿勢の両方で支えられるか、試座で確かめましょう。
アームレストとヘッドレストが使う姿勢に合うか
アームレストは、肩をすくめず肘を身体の近くへ置ける高さが基本です。机との干渉や保持力を確認します。前傾作業が多い人は、後傾したときに首を支えられるヘッドレストかどうかも試してみてください。

リクライニングで姿勢を切り替えられるか
ゲーム、文章作成、動画視聴では身体の向きや視線が変わります。角度を固定できるのか、反発力や座面も連動するのかを確認しましょう。深く倒せることだけが条件ではありません。
通気性と素材が環境に合うか
蒸れやすさは室温、服装、体格、素材で変わります。メッシュは空気が通りやすい一方、張りの強さは製品ごとに異なります。素材名だけでなく、室温や掃除の頻度に合わせて選びましょう。

椅子だけで疲労や痛みを防げるわけではない
どの椅子でも同じ姿勢を長く続ければ身体への負担が生じる可能性があります。OSHAでは姿勢を変え、立ち上がって歩く機会をつくるよう案内しています。作業姿勢ガイドと、厚生労働省の在宅ワークガイドラインも参考に、椅子選びと休息・姿勢変更を組み合わせてください。
ゲーミングチェアのメリットと注意点
メリット
ゲーミングチェアは、ハイバックとヘッドレスト、深いリクライニングでゲーム中の後傾姿勢をつくりやすいことが魅力です。厚いクッションやデザインを好む人にも選択肢になります。
注意点
バケットシート型の張り出しは支える感覚が得やすい一方、脚を広げたい人には窮屈な場合があります。座面の調整幅、熱や湿気、クッションの硬さを確認してください。
オフィスチェアのメリットと注意点
メリット
オフィスチェアは、座面高・奥行き、ランバー、アームを体格や机に合わせやすいことが特徴です。メッシュやファブリックの背もたれは通気性を重視する人にも向いています。ただし、調整項目が多いほど設定が必要なので、機能の数だけで判断しないことが大切です。
注意点
すべてのオフィスチェアが深いリクライニングやヘッドレストを備えているわけではありません。休息やゲームで後傾したい場合は、角度、ロック位置、ヘッドレストの有無を確認してください。
自分に合う椅子を選ぶ考え方
どちらが優れているかではなく、次の順番で用途を整理すると比較しやすくなります。
-
主な作業を決める:ゲーム、入力、動画視聴のどれが長いか確認します。
-
姿勢の変化を想定する:前傾、後傾、休息時の深いリクライニングが必要か考えます。
-
体格と寸法を照合する:座面奥行き、足裏の接地、肩幅、アーム間隔を確認します。
-
必要な調整を絞る:腰、腕、頭、座面のうち、違和感が出やすい箇所を調整できるか見ます。
-
設置環境を確認する:室温、机の高さ、床材、搬入経路を確認します。
寸法の見方や試座の手順は、[オフィスチェアのおすすめの選び方|失敗しないポイント・価格帯・用途別を解説]で詳しく確認できます。

「ゲーミングか、オフィスか」だけでは分からない動きへの対応
長時間座るなら、固定された一つの姿勢だけでなく、姿勢の変化に合わせて支え方が変わるかどうかも確認したいポイントです。
前傾、直立、後傾では、背中や座面にかかる負荷の位置が変わります。
固定式サポートは設定した位置を支えますが、動くと位置が合わなくなることがあります。動的なサポートは、背もたれや座面などが動きに合わせて連動する考え方です。
ただし、動くこと自体が疲労や痛みの改善を保証するわけではありません。必要なのは、動きやすい構造と無理なく調整できることです。リクライニング、座面、ランバー、アームの連動を確認しましょう。
LiberNovoが提案するダイナミックエルゴノミクス
LiberNovoでは、身体を一つの姿勢に固定するのではなく、姿勢の変化に合わせて各部が支えることを重視しています。フレックスフィットバックレストとダイナミックサポートは、この考え方をもとにした機能です。

|
モデル |
想定身長 |
耐荷重の表記 |
座面・リクライニング |
主な機能の違い |
|---|---|---|---|---|
|
Omni Pro |
153〜186cm |
136kg(BIFMA)/110kg(EN1335) |
45・48cm選択、5段階 |
電動ランバー、Omni ストレッチ、AirFlow |
|
Omni Gen |
153〜186cm |
136kg(BIFMA)/110kg(EN1335) |
45・48cm選択、5段階 |
電動ランバー、Omni ストレッチ |
|
Omni SE |
153〜186cm |
136kg(BIFMA)/110kg(EN1335) |
45・48cm選択、5段階 |
手動ランバー |
|
Maxis Airflow |
178〜200cm |
BIFMA X5.1.1規格・181kg |
52cm固定、5段階 |
電動ランバー、Omni ストレッチ、AirFlow |
4モデルはいずれもフレックスフィットバックレストとダイナミックサポートを備えています。Omni Proは電動ランバー・Omni ストレッチ・AirFlow、Omni Genは電動ランバー・Omni ストレッチ、Omni SEは手動ランバーを採用しています。
Maxis Airflowは、推奨身長178〜200cm、BIFMA X5.1.1規格・181kg耐荷重の大型モデルです。座面奥行き52cmは固定のため、足裏の接地、膝裏、机の高さを確認してください。リクライニングは105°・115°・125°・135°・160°の後傾設定で、任意角度の固定機構とは異なります。
機能名だけで座り心地は判断できません。体格や机に合うモデルを選び、可能なら試座してください。

LiberNovo Omni Proの構造や調整機能は、製品ページで確認できます。価格・在庫は購入前にご確認ください。
まとめ:「ゲーミングか、オフィスか」ではなく、体格と動きに合うかで選ぼう
ゲーミングチェアとオフィスチェアに、長時間使用で一律に優劣がつくわけではありません。ゲーミングチェアは深いリクライニングやホールド感、オフィスチェアは体格に合わせる調整性や作業姿勢への対応が得意な傾向がありますが、両者の境界は重なっています。
選ぶときは、座面・ランバー・アーム・リクライニング・素材・姿勢変更のしやすさを確認してください。椅子の調整だけでなく、こまめに立ち上がる、作業を切り替える、短い休息を取るといった工夫も組み合わせましょう。
LiberNovoでは、姿勢の変化に合わせて支える設計を採用しています。153〜186cm向けの3モデルと、178〜200cm向けのMaxis Airflowで、座面・耐荷重・電動機能が異なります。体格と使い方に合うモデルを確認してください。
